もらえる遺族年金を確認する
遺族年金には複数の種類があり、故人が生前に加入していた年金制度や、遺族の状況に応じて受給できるかどうかが決まります。
- 国民年金に加入していた場合(主に自営業や無職の方など)
→ 遺族基礎年金が対象となります。
※受給対象は、原則として「子のある配偶者」または「子(18歳まで)」です。 - 厚生年金に加入していた場合(主に会社員や公務員など)
→ 遺族厚生年金の対象となります。
※受給対象は、「配偶者」「子」「父母」「孫」「祖父母」などですが、優先順位や生計維持関係などの条件があります。

これらの遺族年金が受け取れない場合でも、他に「寡婦年金」や「死亡一時金」といった制度もあります。
いずれの場合も、自動的には支給されないため、申請が必要です。まずは、故人がどの年金に加入していたかを確認し、受け取れる可能性がある年金の種類を把握しておきましょう。
そのうえで、必要書類や条件を調べておくと、年金事務所での手続きがスムーズになります。