相続手続きは何から始めればいいですか?
まずは、「誰が」相続人になるか、「何を」相続するかを整理することから始めましょう。
相続手続きは、戸籍の収集や財産の確認といった準備から始まります。最初のステップは「誰が」相続人になるのかを確認することです。
そのためには、故人の「出生から死亡までのすべての戸籍」を取り寄せて、法的な相続人を把握します。
次に行うのが「何を」遺産として相続するかを確認することです。これは、遺品を片付けながら、相続に関係する手がかりを探す作業です。
通帳やキャッシュカード、不動産の権利証、保険証券、株式関係の書類、請求書などを探し、故人が保有していた財産や契約を把握していきます。
金融機関や保険会社、証券会社などからの郵便物も重要な手がかりになります。
こうした準備ができると、遺言書の有無や相続の内容に応じて、遺産分割協議や名義変更、相続税の申告といった具体的な手続きに進むことができます。
最初の段階でしっかりと情報を集めておくことが、後のトラブルや手戻りを防ぐポイントです。不安がある場合は、行政書士や司法書士、税理士などの専門家に相談することも検討しましょう。